本門仏立宗の数珠の持ち方

本門仏立宗は日扇聖人(長松清風・1717〜1890)によって開かれた日蓮を宗祖とする宗派です。本門という宗派名が表すように『法華経』の後半部分である「本門」を重視します。仏立宗とは釈尊の教えにより打ち立てられた宗派という意味です。本門仏立宗の数珠はその長い房(軸)に特徴があります。この数珠の祖型は開導聖人(日扇聖人)が使われていた数珠に倣ったもので切り房になっています。数珠は親珠が2つ、浄明を持つ軸には動かすこのできない弟子珠が合わせて20珠、もう片側は3軸に分かれ、2つの軸には露で留められた5珠づつの弟子珠、もうひとつの軸には露のない10の弟子珠で構成されています。

※数珠の手の掛け方は一例で、この他の掛け方もございます。

山田念珠堂 素挽紫檀 尺2 印度翡翠仕立

素挽紫檀 
尺2 
印度翡翠仕立

山田念珠堂 星月菩提樹 尺0 青虎目仕立

星月菩提樹 尺0 
青虎眼仕立