天台宗の数珠

天台宗の御数珠は丸珠でなく、平珠(大平・中平)と呼ばれるものです。また、親珠は一つで房は二軸の梵天房です。弟子玉は片側が丸玉10珠、片側が平珠20の「とうにじゅう(十、二十)」となります。天台宗の数珠は古制より浄明珠を付けない形式のものですが、浄明珠が必要な場合には、ご用命下さいませ。天台宗の修験である聖護院派の刺高数珠には浄明珠(補処珠)を付け、浄明珠と弟子玉を合わせた珠の数は21となります(この様式の数珠は修験で幅広く用いられる数珠となります)

※数珠の手の掛け方は一例で、この他の掛け方もございます。

数珠を摺る際の持ち方 親珠が上にある持ち方です
従来はこのような数珠の持ち方も紹介されてきました 親珠は下にあります