今週の推奨品

サンストーン 第95回目

和名は日長石。長石類の仲間で澄んだ「透明~不透明の結晶内部」に、インクルージョンを含んでいます。そのなかでも宝石級のものがサンストーンと呼ばれているようです。カナダ、アメリカ合衆国オレゴン州、ノルウェー、日本(三宅島)などが主な主産地で命名の由来は、以前こちらでも紹介させていただきましたムーンストーン(月長石)の対として名付けられたとか。十七世紀ごろに広まったムーンストーンと違って、比較的新しい世代の貴石となります。どちらも長石類で、かつ内部のインクルージョンによる反射光に特徴のある石ですが、その名前どおりにムーンストーンは落ち着いた印象(シラー効果)で、サンストーンはきらびやかな印象(アベンチュリン効果)で対照的な光り方になっています。ムーンストーンとの違いをご確認いただければ幸いです。