今週の推奨品

松竹梅 第79回目

日本人に馴染みの深い慶事・吉祥のシンボルとして、松・竹・梅があります。一般的には、料理を注文する際に「松コース、竹コース、梅コース」といったように格付けのように使われることを見聞されることが多いかと思います。もともとは中国の「歳寒三友」(宋代に中国で好まれた画題のひとつ)が日本に伝わったもので、新年の縁起物や祝い事の席で謡われたり、引出物などの意匠に利用されてきました。本来は格付けを表すような意味合いはなく、それぞれにお目出たい松竹梅には、明確な優劣があるわけではありません。

《松》常緑樹で冬でも枯れず、凛々しい姿を保つ事から『長寿・延年』の意味があります。《竹》竹は折れにくく、成長が早い事から『生命力・成長』の象徴とされていました。《梅》苔が生える程の樹齢となっても、早春に他の花より先駆けて、気高い香りの美しい花を咲かせることから珍重され、『気高さや長寿』の象徴とされてきました。今回は松竹梅それぞれの素材を使って、御念珠に仕立てております。ぜひご検討お願い致します。