今週の推奨品

骸骨彫り腕輪念珠 第69回目

最近、日本でも定番行事として定着した感のあるハロウィン。仏教の祭事ではありませんがもともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いがあるお祭りです。この世に戻ってくる死者の魂を慰める行事として、キリスト教圏に広まりました。先祖を敬い奉るという意味あいでは、仏教のお盆(盂蘭盆会)に通ずるものがあるのではないでしょうか。

今回は、ハロウィンの雰囲気にも似合うような、髑髏(どくろ)をモチーフにしたお念珠を紹介いたします。髑髏は一見、疎ましい雰囲気であるかもしれませんが、数珠の主玉としては、珍しいものではなく、お仏壇などの仏具が普及する以前はご先祖様を奉る象徴として、また、お守りや魔除けとして使われていたと言われています。ひと玉ごとに熟練の職人が丁寧に彫り込んだ逸品、丸玉のお数珠とはまた違った魅力を、ぜひご鑑賞ください。