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天然琥珀 第29回目

琥珀は、3000年~7000前、地上に繁茂していた様々な樹木の樹脂(主に松柏科)が長い年月を経て、化石化したものです。ときに昆虫や木葉などを包みこみ、生成された琥珀は神秘的な輝きと、多彩な色彩を併せ持ち、鉱物とはまた、違った希少性を有し、学術的にも価値があります。今回は多種に渡る天然琥珀の一部を10種の御念珠でご紹介いたしますので、ぜひじっくりとご覧いただきたいと存じます。なお、①サファイヤブルーアンバー、②④レッドアンバーは天然琥珀に着色を施したものになります。

【琥珀と念珠 豆知識】琥珀は、東大寺に「琥珀念珠」としての記述があるように、その特性ゆえ、古より念珠として利用されてきました。天地四方を祭る為の鎮壇具となり、仏教七宝のひとつに数えられています。また「琥珀不取塵芥」とも言われ ”琥珀はきれいなものは吸寄せるが、汚れたものは吸取らない” 転じて、「清廉潔白な人は、不正な物品を受け取らない」と例えられております。