今週の推奨品

白檀(インドネシア産) 第252回目

前回、白檀の最高峰は老山(天然)とお伝えしましたが、香りの強さという点においてはインドネシア産もなかなかの逸品です。人工栽培が難しい理由は半寄生植物であり生育条件が整いにくいためで、写真の御念珠に使われている主玉はインドネシア産で栽培ものが中心となっております。希少であることには変わりありません。なお、白檀は寄生する苗床の違いにより香りも変わってまいります。産地ごとに特色があり、今回のものは老山と並び高評価を得ています。この香りは材木加工することで発生し、丸太の状態で200年ほどもつと云われており、香りが薄くなったら熱蒸気によるケアを行うことで復活させることができます。