今週の推奨品

デュモルチェライト 第359回目

ラピスラズリやソーダライトと並び、青の系譜に名を連ねるデュモルチェライト。その名は、1881年にこの鉱石を発見したフランスの古生物学者・デュモルティエ氏にちなみ名付けられました。青の中にわずかに灰色を帯びたその色調は、派手さを抑えた知的な美しさを湛え、祈りの場にふさわしい、落ち着きと品格を演出します。今回は、透明石英の中に内包されたもの(インクルージョン)ではなく、古典的なデュモルチェライト本来の魅力を味わえる御念珠をご紹介いたします。時を超えても変わらぬ深い青──心を澄ませる祈りに、静かな力を添えてくれることでしょう。