今週の推奨品

アクアマリン&アイオライト 第190回目

3月の誕生石で、アクアマリンとアイオライトをご紹介させていただきます。ともに海にゆかりのある貴石となります。

アクアマリンはラテン語を語源とする海を象徴する美しいブルーの透明石です。和名は藍玉もしくは水宝玉。古くから多くの国々で重用され、船乗りたちの間では航海安全や豊漁のお守りとして大切にされてきました。主にブラジル、ロシア、ナイジェリア、マダガスカルパキスタン、インドから産出されておりクリアなものからミルキーなものまでバリエーションがあります。

63年ぶりに改訂された新しい日本の誕生石のひとつ、アイオライトは先週の推奨品でもご紹介させていただいておりますが、今週は、少し掘り下げてご案内いたします。ギリシャ語のion(すみれ色)が名前の由来で、日本名も同様に菫青石と呼ばれ、鉱物名はコーディアライト。色見がサファイアに近いのでウォーターサファイアの別名でも流通しています。光にあてると角度によって色が変わることから、バイキングが太陽の位置を知るためのコンパスとして利用していたと云われております。