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宗派別特集 曹洞宗 第225回目

曹洞宗の数珠は、弟子珠を持ちませんが、金属製の環を持つことが大きな特徴となっています。この銀輪は「百八環金」と呼ばれておりますが、由来や意味については文献が残っておらず諸説があるものの、推測の域を出ていない状況です。また、弟子玉は真言・念仏・唱題などを数える機能を持ちますが、坐禅を宗旨とする曹洞宗では弟子玉を付けません。房を持つ親珠と四天との間の主珠の数は18珠と18珠です。房は男性の方には山田念珠堂オリジナルの阿弥陀房、女性の方には弥勒房をお勧めしております。

曹洞宗は、中国の禅宗五家の一つであり、日本仏教における曹洞宗は八百年ほど前の鎌倉初期の時代に、道元が中国から日本に伝え、瑩山が全国に広められ曹洞宗の礎を築かれたと云われています。ゆえに道元を高祖、瑩山を太祖と称し両祖を祖師として仰いでいます。