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宗派別特集 融通念仏宗 第227回目

融通念仏宗の数珠は、融通念仏宗を再興した大通上人(1649〜1716)が制定したもので一つの親珠、54玉の主珠と両軸に平珠10玉・丸珠10珠の弟子珠を持ちます。主珠54玉、弟子珠が両側に平玉10玉・丸玉10玉のこの形式の数珠は「半繰数珠」「片繰数珠」とも呼ばれ、真言宗やその他宗派でも用いることのできる数珠です。数珠の寸法(サイズ)は玉の大きさにより変化し寸法は表示しませんのでお問合せ下さい。

融通念仏宗は良忍上人を宗祖とする浄土系の宗派で良忍上人(1073〜1132)の「一人一切人 一切人一人 一行一切行 一切行一行(いちにんいっさいにん いっさいにんいちにん いちぎょういっさいぎょう いっさいぎょういちぎょう)」の偈で知られています。この偈は、一人の念仏が全て人に功徳をもたらし全ての人の念仏の功徳が一人に注がれ念仏の行いが全ての行いに融通し、全ての行いが念仏に融通するという意味です。