ラベンダーアメジストは紫水晶の一種です。実物を見ていただければ、ラベンダーを連想をさせる淡い色合いで、この貴石の命名理由にご納得がいただけるかと存じます。もともとは水晶に微量の鉄イオンが混じることで紫水晶となりますが、これが紫外線にさらされると、紫色が淡くなりラベンダーアメジストになります。主要な産地は天然水晶と同じくブラジルですが現地では輸出先である日本ほどの人気はないようで、高貴な紫色に対する日本人の拘りが見て取れます。また、淡い紫色のアメジストではローズ・ド・フランスと呼ばれるものもありますが、市場を見ますと透明度の高い個体が多い印象です。明確な区別はないようですが、弊社ではラベンダーアメジストで呼称させていただいております。