ご紹介するシリーズ第五回は、深い静寂を湛える曹洞宗のカイヤナイトです。深海を思わせる青の中に、透明感と奥行きを宿す希少石カイヤナイト。その澄みきった色調は、心を研ぎ澄まし、雑念を静めるような静謐な美しさを放ちます。一玉ごとに異なる青の濃淡が織りなすグラデーションは、まるで心の深奥を映す鏡。曹洞宗の「只管打坐」の精神にも通じる静と動の調和を感じていただけることかと。丹念に磨き上げられた珠は、手に取るたび凛とした気品と落ち着きを与え、日々の勤行に一層の清浄をもたらすことでしょう。その深みある輝きと精緻な仕立てが調和した、品格ある仕上がりの逸品です。