今週の推奨品

柊(ヒイラギ) 第134回目

ヒイラギの花言葉は「用心深さ」「先見の明」。名前だけで樹影が思い浮かばない方でもトゲの付いた葉と言えば、連想いただけるかもしれません。私たちの身近にあるモクセイ科モクセイ属の常緑高木です。語源はトゲに触れば「ひりひり痛む=疼ぐ(ひいらぐ)」から転じたと云われております。古くからの習わしに、邪鬼の侵入を防ぐため、庭先の表鬼門(北東)にヒイラギを植え(鬼門除け)節分には、ヒイラギの枝に焼鰯の頭を刺し(柊鰯)、家の戸口に飾るというものがあります。今でも広く日本の各地で見られており、この念珠を持ち厄除けを願っていただければと存じます。今回の御念珠は強靱な耐衝撃性としなやかな材質を活かした末長くお使いいただける逸品。なお、キリスト教の受難のシンボルで、クリスマスによく見かける西洋ヒイラギは、葉のトゲなどの外見は似ておりますが、別種の樹木になりますので、ご留意ください。