今週の推奨品

達磨彫 第204回目

今週の推奨品は、臨済宗と曹洞宗を信奉されるかたには、縁起深い逸品になるかと存じます。達磨といえば、日本では縁起物として人気があり、祈願成就の暁に目玉を書き入れる風習は、選挙結果を伝えるテレビ番組などでよく見かけるシーンですね。その習わしは江戸時代に発祥しており、達磨の置物自体は、さらに鎌倉時代にまで遡って確認することが出来ます。そのモデルはインド仏教僧で禅宗の祖師「達磨大師」。達磨により中国に禅宗が伝えられ、日本の臨済宗・曹洞宗はその流れを汲んでいます。今回は、極めて重硬、緻密で、非常に丈夫な、「生命の木」の別名をもつ緑壇に、縁起のよい達磨を手彫りした御念珠をご紹介いたします。職人技が光る、重厚な逸品に仕上がっておりますので、ぜひご検討ください。