数珠の選び方

数珠の選び方 29. 婚礼の際に数珠を贈る習慣があると聞きました。

婚礼の際、数珠を用意する習慣があります。

数珠は「寿珠」とも言い、慶事でも、もちろん使用します。また、仏前結婚式では、数珠の授与が行なわれます。

婚礼の儀式の1つとして、結納がありますが、結納品自体に数珠は含まれていません。しかし、結納品の他に用意するものとして、数珠も含まれています。

お相手側へご挨拶に伺う時には、ご先祖さまにも感謝の心を持ってご挨拶をします。その際には、お線香をお供えし、お数珠を持参したいものです。

数珠の種類は、戸籍の筆頭者側(※)の宗派に合わせた正式な本連数珠を用意する場合もありますし、どの宗派にも使える略式念珠を用意する場合もあります。本連数珠を用意する場合は、事前にご宗派を確認なさってください。

新郎と新婦で、同じ玉の材料を選ばれたり、同じ色目を選ばれたりと、仲睦まじくペアで念珠を選ばれる事もあり、婚礼の際にもお念珠選びを楽しまれておられます。また、ご家族などが婚礼の品としてプレゼントされる場合もあります。専用のセット箱もありますので、ご相談ください。

そして何年か後には、年齢に合わせて房をリフレッシュ。婚礼の際のお念珠をお預かりする事は、大変多いです。

どうぞ、末長く、お念珠もご愛用ください。

※戸籍の筆頭者側 婚姻後に戸籍の筆頭となる方の宗派。