数珠の選び方

数珠の選び方6. 日本製数珠(国産数珠)とは何ですか?

 山田念珠堂の数珠製造は、一部の玉の加工以外、全て日本国内で行われています。数珠は、驚くほどたくさんの種類が存在する事もあり、玉材料・糸・仕立技術なども、大変多くの事が求められます。その為か、伝統的に分業制度で作られてきました。しかし、山田念珠堂では、全てを網羅し、自社の一貫体制でお仕立てしています。

数珠は、大きく3つ【 ①玉 / ②房 / ③連結加工 】の要素から成り立っています。

【 ①玉 】数珠玉は、日本をはじめ、世界各地から集められた材料、作られた玉を使用しています。数珠の仕立てに耐えられる良質な玉を選んでいます。美しい玉を見る度に、胸が弾みます。

【 ②房 】自社製の房、日本国内で作られた房を使用。オリジナルの房も豊富に揃えております。今ではすっかり定着した、小田巻を使用した「釈迦凡天」の房も、2020年に30周年を迎えました。

【 ③連結加工 】絹・ポリエステル・ナイロン等々、各部位にふさわしい糸材料の選定からはじまります。数珠ごとに太さの違う軸を糸を組んで作るのはもちろん、数珠本体と房の連結をし、最終の仕上がりまで行います。彩り豊かな糸を組み合わせるのは、心踊る仕事です。

このようにして、美しく耐久性の高い数珠をお手元にお届けしています。

一貫体制でお仕立てしているからこそ豊富な材料をストックしておりますので、さまざまなお修理やリメイクにも対応が可能です。

1連から大量生産までお応えできるシステムを備えていますので、オリジナルのお数珠もたくさんお仕立てしています。どうぞご遠慮なくお声掛けください。